一覧

京女の生首

東国の檀林へ学びに行くことになった若き僧。実は出家前から情を交わしていた愛しい女がいた――。生死を隔てて慈しみあう、男女の愛執と怪異。

女侠と乳飲み子

難関を突破して科挙に合格した崔慎思。借家の女主人を見初めて言い寄るが、どこか謎が多く――。不審と疑惑の末に知った女の素性とは。

笑う女 嬰寧

箱入り息子の王子服は、元宵節の夜に美しい娘を見初める。恋煩いに臥せる男、何を見ても笑い転げる女。やがて二人は――。清代の志怪小説集「聊斎志異」所収の奇談より。

群れなす呪い人形

正妻に嫉妬した下女が呪いの人形を塀の中に仕込む。下女の死から数年後、人形たちが一斉に眠りから覚め――。生々しさに恐怖が宿る、唐代の伝奇小説。

戸田の渡し お紺殺し

十年ぶりに再会した男女。男は大店の主人となっているが、女はすっかり落ちぶれていた――。歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」の序段として知られる定番怪談。

口なき子

旧主から託された、口の利けない不憫な幼な子。二人目の継母の枕辺に、最初の継母の幽霊が現れる。暗闇の寝間で明かされた、衝撃の真実とは――。

土蜘蛛

病に伏した源頼光の前に現れた美しい侍女、胡蝶。入れ替わるように現れた謎の法師。彼らの正体、そして関係とは――。