殺し一覧

妲己のお百(五)峯吉殺し

かつて深川一の芸妓と呼ばれた太田屋峯吉。大店の旦那に身請けされたのがその絶頂。その後はすっかり落ちぶれていた。器量良しの娘と彷徨っているのを目にしたお百は一計を案じる――。

崖から突き落とした男

官吏の息子として生まれながらも、盗賊に身を落とした少年。山中で出くわしたのは、自身が進むべきだった道を進む同輩だった。それから二十年の月日が経ち――。唐代の伝奇小説より。

文弥殺し 宇都谷峠

百両の工面に困った十兵衛は、按摩の文弥が大金を持っていることを知り――。運命の糸に操られ、善人が悪人になる瞬間。河竹黙阿弥の歌舞伎より。

小幡小平次

妻を寝取られたとも知らず、敵に誘い出されて沼へ漕ぎ出すのは、幽霊役者の小幡小平次。郡山に実在した大沼を舞台に繰り広げられる江戸のサスペンス。

湛慶阿闍梨と殺した女

帝や時の権力者から絶大な信頼を得ていた高僧、湛慶。ある時、不意に見ず知らずの女に感じた愛欲を抑えられなくなり――。過去と現在が交錯する平安朝の怪奇譚。

戸田の渡し お紺殺し

十年ぶりに再会した男女。男は大店の主人となっているが、女はすっかり落ちぶれていた――。歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」の序段として知られる定番怪談。