妖魔一覧

笑う女 嬰寧

箱入り息子の王子服は、元宵節の夜に美しい娘を見初める。恋煩いに臥せる男、何を見ても笑い転げる女。やがて二人は――。清代の志怪小説集「聊斎志異」所収の奇談より。

野守の鏡

鏡面のように輝く池、「野守の鏡」。修験者の前に現れた老人は、池の名の由来を語るうちに――。人と鬼神が切なく交わる、世阿弥作の幽玄譚。

群れなす呪い人形

正妻に嫉妬した下女が呪いの人形を塀の中に仕込む。下女の死から数年後、人形たちが一斉に眠りから覚め――。生々しさに恐怖が宿る、唐代の伝奇小説。

三娘子の驢馬

旅店の女主人に誘われるように、投宿した旅人が目にした光景とは――。泉鏡花「高野聖」の原拠となったと言われる、唐代の伝奇小説。