残虐一覧

山中の魑魅

落人となって山中を逃げる武将と妻。二人を慕ってきた女童のおかげで難を逃れるが――。江戸怪談の創始者、浅井了意の「御伽婢子」より。

犬の墓

馬が朝になるといつも汗だくになって息を切らせていることに気がついた下男は、厩に隠れて様子を窺っていると――。唐代の伝奇小説より。

京女の生首

東国の檀林へ学びに行くことになった若き僧。実は出家前から情を交わしていた愛しい女がいた――。生死を隔てて慈しみあう、男女の愛執と怪異。

女侠と乳飲み子

難関を突破して科挙に合格した崔慎思。借家の女主人を見初めて言い寄るが、どこか謎が多く――。不審と疑惑の末に知った女の素性とは。

戸田の渡し お紺殺し

十年ぶりに再会した男女。男は大店の主人となっているが、女はすっかり落ちぶれていた――。歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」の序段として知られる定番怪談。