妲己のお百(二)桑名屋乗っ取り
こんな話がございます。 いよいよ、妲己のお百(だっきのおひゃく)の悪行譚でございます。 (大坂の廻船問屋、桑名屋。先代が斬った海坊主の怨...
こんな話がございます。 いよいよ、妲己のお百(だっきのおひゃく)の悪行譚でございます。 (大坂の廻船問屋、桑名屋。先代が斬った海坊主の怨...
こんな話がございます。 これから幾回かに分けまして。 「妲己のお百(だっきのおひゃく)」の悪行譚をお話しいたしますが。 今回、お百はまだ出...
こんな話がございます。 江戸麹町に中田屋ト申す店がございまして。 そこに、伝蔵ト申す篤実者の奉公人がございました。 真面目な男ですので、...
こんな話がございます。 享保の頃。 日本橋新材木町に軒を連ねる材木問屋のうちの一軒に。 白子屋という大店がございました。 この店に、江戸...
こんな話がございます。 足利時代の話でございます。 筑前国の芦屋ト申すところに、何某という男がございました。 この男は、訴訟のために京に上...
こんな話がございます。 両国の回向院に猫塚トいうものがございます。 猫が死にますト、飼い主が回向料とともに、猫の亡骸を持ち込みまして。 寺...
こんな話がございます。 江戸の柴井町に、居酒屋を営む伊丹屋十兵衛と申す者がございました。 この十兵衛はもと、武士でございます。 大名佐々...
こんな話がございます。 根津の清水谷に、田畑と借家を持ち、その実入りで暮らしている浪人がございました。 名を萩原新三郎と申します。 年はま...
こんな話がございます。 紀州の道成寺(どうじょうじ)は古いお寺でございます。 大宝元年の創建ト申しますから、奈良の都より歴史は古い。 こ...
こんな話がございます。 芝神明宮の近くに、江島屋と申す古着屋が暖簾を掛けておりました。 古着屋と申しますが、蔵まで持っているような、大店で...