2016年06月一覧

怪談牡丹燈籠

夢で契った女はすでにこの世を去っていた。カランコロンと駒下駄の音――。御存知、三大怪談の一。近代日本語の祖、三遊亭圓朝の大傑作より。

貧者と菊の姉弟

菊を愛で、清貧を旨とする馬子才。現れた同好の姉弟は、対照的に金儲けに手を染める。太宰治「清貧譚」の原拠となった聊斎志異中の名品。

山中の魑魅

落人となって山中を逃げる武将と妻。二人を慕ってきた女童のおかげで難を逃れるが――。江戸怪談の創始者、浅井了意の「御伽婢子」より。

死美人の匂い

若い女の魅力に取りつかれ、妻を離縁までした男。だが、女はまもなく死んでしまう。残された男は驚きの行動に――。実在した僧の発心譚より。

犬の墓

馬が朝になるといつも汗だくになって息を切らせていることに気がついた下男は、厩に隠れて様子を窺っていると――。唐代の伝奇小説より。