「 情念 」一覧

砧(きぬた)

砧(きぬた)

こんな話がございます。 足利時代の話でございます。 筑前国の芦屋ト申すところに、何某という男がございました。 この男は、訴訟のため...

死骸に乗る男

死骸に乗る男

こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 ある男がございまして。 どんな事情があったかは知りませんが。 長年連れ添った...

怪談牡丹燈籠

怪談牡丹燈籠

こんな話がございます。 根津の清水谷に、田畑と借家を持ち、その実入りで暮らしている浪人がございました。 名を萩原新三郎と申します。 ...

道成寺 安珍と清姫

道成寺 安珍と清姫

こんな話がございます。 紀州の道成寺(どうじょうじ)は古いお寺でございます。 大宝元年の創建ト申しますから、奈良の都より歴史は古い。...

死美人の匂い

死美人の匂い

こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 大江定基(おおえのさだもと)と申す男がございました。 文才に恵まれ、将来も嘱望...

京女の生首

京女の生首

こんな話がございます。 京の都に一人の若い僧侶がございました。 名を西念と申します。 実はこの西念、寺に入る前に一人の女と情を...

鏡を握っていた女

鏡を握っていた女

こんな話がございます。 加賀国は白山権現の麓に、鶴来(つるぎ)と申す集落がございます。 名酒の産地として誉れ高く、里には酒屋があまた...

漆固めの妻

漆固めの妻

こんな話がございます。 ある村に若い夫婦がございました。 美しい妻に、優しい夫。 その上、代々続く名家だという、ケチのつけようのな...