祟り一覧

猫と南瓜

子宝に恵まれない夫婦の前に現れた愛らしい子猫。ところが、一夜の宿を求めた巡礼は、猫を一目見て――。愛くるしさに秘められた猫の魔力のおぞましさ。

海賊と死ねない男

海賊六郎が襲った船。屋形の上に座し、経を読み続ける僧。男女を問わず海に沈められる中、僧だけが何度も浮かび上がってくる――。宇治拾遺物語より。

文弥殺し 宇都谷峠

百両の工面に困った十兵衛は、按摩の文弥が大金を持っていることを知り――。運命の糸に操られ、善人が悪人になる瞬間。河竹黙阿弥の歌舞伎より。

小幡小平次

妻を寝取られたとも知らず、敵に誘い出されて沼へ漕ぎ出すのは、幽霊役者の小幡小平次。郡山に実在した大沼を舞台に繰り広げられる江戸のサスペンス。

江島屋怪談

吹雪の中たどり着いたあばら家。夜中に異様な振る舞いをする老婆に、旅人がわけを尋ねると――。三遊亭圓朝作の傑作怪談噺より。

口なき子

旧主から託された、口の利けない不憫な幼な子。二人目の継母の枕辺に、最初の継母の幽霊が現れる。暗闇の寝間で明かされた、衝撃の真実とは――。