歌川国芳 ―江戸に妖気と近代をもたらした男―

この怪異譚をシェア

戯画――着想の近代性

国芳は風刺と諧謔にも長けていた。

(※クリックで拡大します)

教科書で目にした向きも多いのではないか。

 みかけハこハゐがとんだいゝ人だ

天保の改革を命懸けで皮肉ったもの。壁の落書き風を装っている。

 荷宝蔵壁のむだ書

障子に映る人影かと思いきや……。

 其面影程能写絵 弁けい たい古もち

国芳と猫

国芳は無類の猫好きとしても知られている。擬人化してしまうほどメロメロである。国芳の描いた猫の絵を集めれば、画集をゆうに数冊は編める。

(※クリックで拡大します)

 流行猫じゃらし

 流行猫の曲鞠

 金魚づくし 百物語

 猫飼好五十三疋 上

 猫の当字 かつを

 猫のすずみ

1.水滸伝と武者絵
2.笑いと猫
3.余苦在話ト国芳

画師略伝 へ戻る

この怪異譚をシェア

新着のお知らせを受け取る